ご挨拶

　株式会社デンソーにおいて、開発・設計・生産・事業企画・技術企画・経営に至るまで幅広い実務を経験し、その中で体得したトヨタイズム――TPS（トヨタ生産方式）、TIE、TQCを通じた「可視化によるKAIZENカルチャー」は、経営の根幹であり、トヨタグループを世界的企業に押し上げた競争力の源泉です。

　当社は、その理念と実践をベースに、ターンアラウンドマネジメントを軸とした経営支援を行い、自動車・電機・電子部品業界をはじめ多くの企業において、経営再建・成長支援を主導してまいりました。

豊富な実績を通じて確信しているのは、「可視化によるKAIZENの仕組み」を導入すれば、日本の多くの企業はまだ生産性と競争力を飛躍的に高められるということです。その可能性を現場で実証し続けることが、私たちの使命であると考えています。

　一方で、少子化・人手不足など社会構造の課題は年々深刻化しています。その解決の糸口は、シニア人材や専門人材の活用にあります。私たちは、第一線で活躍してきたプロフェッショナル人材を有機的に結び、経営・開発・生産・営業など多様な現場課題を「総合的な課題解決力」で支援しています。

 

　さらに近年では、経営の構造的思考を社会システム全体に応用し、『課題解決型民主主義』という新たな構想を提唱しています。企業経営の知見を国家経営の課題解決に接続し、「社会の見える化」「合意形成の仕組み化」を実現することが次の挑戦です。

経営の現場で得た知恵を、社会全体の再設計へ。それが、私たちプロフェッショナルリンクの新たな志です。

創業オーナー／経営コンサルタント　森内 孝